2015年8月26日 11:30
「健康職場」のお手本 (7) "カルチャーマッチ"がなければ採用しない - エニグモ(前編)
――「お祝い」がすぐにできると、達成感を共有しやすくなりますね。
金田氏:あとは煮詰まったり、夜遅くなった時に、ちょっと飲んで話をしています。仕事中では聞けない意見や、「この人はこういうことに興味を持っているんだな」ということがわかる時間だと感じています。
○「やんちゃ」である「まじめ」さ
――2011年に経営理念を刷新し、"ENIGMO7"を掲げた御社ですが、一番最初に「やんちゃであれ!」というメッセージがあります。この「やんちゃ」とはどういう意味合いなのでしょうか?
金田氏:今ある制度やルール、既成概念の中では、なかなか新しいことは生まれません。そこを飛び越えて行動を起こしたり、発言する中から新しい発想が生まれるんじゃないか、そういう意味での「やんちゃ」です。
「こうあるべきだ」と多くの人の前提となっているようなことも、実際は発想が固まってしまっているだけだと思います。本質を問い直すことこそが、「やんちゃ」というわけです。
――しかし、羽目を外しすぎたり、やり過ぎたりすることにつながる恐れはありませんか?
金田氏:そこは「メリハリを付ける」「周りに敬意を払う」ことが重要だと常に社員に言っています。