2015年8月26日 11:30
「健康職場」のお手本 (7) "カルチャーマッチ"がなければ採用しない - エニグモ(前編)
自分の言葉や行動には、常に相手がありますよね。自分が発信したものはどの範囲に及んで、どんな人たちがいて、どんなことを感じるだろうか。それを熟慮した上での言葉や行動だったらなんでもよい、というわけです。
――「社会通念でなく、生身の人間と相対しよう」ということでしょうか。
金田氏:まさにそういうことです。実体を見ましょう、ということです。
大谷氏:私はこの会社に転職したばかりですので、フレッシュな目で見えるのですが、実際は「やんちゃ」というよりとても「まじめ」だと思いました。「自由と自立」というコンセプトが根付いています。
自由であるがゆえに一人ひとりが考えて行動しているので、よい意味でのガバナンスが効いているんです。
――個人の価値観レベルで、やること・やらないことが判断できているわけですね。
大谷氏:今はとてもよい状態になっていますので、今後、100人規模の会社へと成長していくにあたって、会社のカルチャーを薄めずに大きくしていくにはどうすればよいか、そこが大きな課題だと思っています。
○採用はじっくり語り合って
――「自由と自立」「やんちゃであれ!」「周りに敬意を払う」などのカルチャーを根付かせるためには、どのような工夫があるのでしょうか?
金田氏:派手な取り組みではありませんが、最も重要なのは採用です。