くらし情報『JAL、ボーイング767就航30周年イベントで初便機長「意識改革が必要だった」』

2015年9月2日 10:10

JAL、ボーイング767就航30周年イベントで初便機長「意識改革が必要だった」

10月20日に世界で初めて受領している。

昭和60年8月17日に行われた767-200型機のデリバリーフライトも、小布施氏が機長として乗務したという。当時の様子を「ジャンボ(ボーイング747型機)に比べると地味」と語ったが、その理由としてANAが昭和58年(1983)6月に767-200型機をすでに導入していたこと、そして、JAL123便墜落事故の直後であったためJAL全体が蜂の巣を突いたような状態で動きまわっていた時期だったことを挙げた。

○機械がイニシアチブを執る契機

ただし、パイロットとしては「これまで"1尺、2尺"で計算していたものが"m、km"に変わったようなもの」とこれまでの環境から激変したことを明かした。767型機にはアナログ計器ではなく液晶を多用したグラスコックピットが搭載され、航空機関士を加えた3人体制での運航がパイロット2人だけでの運航に変わる契機にもなり、意識改革が必要とされたという。「今までは人間がプランを立てていたが、767型機では機械がイニシアチブを執り人間が見守るという関係に変わった。以前は何かおかしいと思えば機械を疑ったが、今はひょっとしたら自分が間違っているのではないかと思うようになった」

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