『劇場版 弱虫ペダル』原作者・渡辺航が明かす、会話劇とシナリオ制作「この状況後に何を喋るか、誰が託して誰が勝つか」
そのときに必ず通るのが熊本の阿蘇。通るたびに、「雄大な景色で素敵だな」「ここを舞台にしたロードレースを描けたら楽しいだろうな」と思っていたこともあり、今回の舞台にしました。ロードレース自体がいろいろなところに行くスポーツでもあるので、せっかくの劇場版ですし坂道くんたちが遠くへ行くのもいいなと。
――では、劇中で描かれているコースを実際に走られたことがあるんですね。
はい。使用するロケーションなどは基本アニメスタッフさん側にお任せしているんですが、「ゴール地点はここがいいんじゃないか」、「あとはココとかアソコとか……」といろいろオススメしちゃいました(笑)。ロードレースにおいてロケーションは舞台装置の一つですし、大きなスクリーンで皆さんにもぜひそれを味わってもらえたらと思います。
ただ、今回設定しているレースは熊本側から坂道を上るんですが、僕は大体逆側から上って、その坂道を下っているんです。
下りはすごい速度が出るくらい傾斜がキツいので、実際に熊本側から上るのは大変だと思いました(笑)。――劇場版のストーリーは先生の書き下ろしですが、このエピソードはもともと先生の中にあったお話なのでしょうか?
いえ、映画が決定してから考えました。