2015年9月9日 11:59
Facebookで差をつけろ! 成功例に学ぶマーケティングの極意 (5) "インバウンド"の情報発信で60万人のファンを獲得、クラブツーリズムの場合
クラブツーリズムは2009年から、訪日外国人向け国内ツアー「YOKOSO Japan Tour」のオンライン販売を手がけている。2010年からは海外のFacebookユーザーに向けて、英語と中国語のFacebookページを開設。現在ではそれぞれ約30万人ずつ、合計約60万人のファンを獲得するに至っている。
2020年の東京オリンピック開催に向けて、今後さらなる成長が期待されるインバウンド市場に対し、Facebookはどのようなポテンシャルを持っているのか。その先行事例として、自らFacebookページの運用を手がける、クラブツーリズム インバウンド推進部 顧問の浅川 恵司氏に、同社の取り組みについて伺った。
○SNSはクチコミを重視する中華系との相性抜群
クラブツーリズムが展開する「YOKOSO Japan Tour」の主要なターゲットは、中国や香港、台湾、タイ、シンガポール、マレーシアなど、アジア各国の中華系の人々。東京オリンピックの頃には、訪日外国人の約8割を中華系が占めるとも言われるように、彼らにどうリーチするかは、今後のインバウンドビジネスを考える上で避けては通れない課題と言える。