主婦が新聞読んで聞いてみた (7) なぜ、中国株の暴落がこれほど日本の株価に影響するの?
という話です。当然、利益が出ているところから売って行きますので、日本株の下げ幅が、大きくなってしまったんです。
○なぜ、中国株に、ここまで世界経済が引っ張られてしまうの?
――全世界の株価が、そこまで中国に引っ張られちゃうのは、なぜなのでしょうか?
やはり、最初にお話したのが結論なんですよ。「こんなはずじゃなかった!」。つまり、中国に対しての「過剰な期待」ということだと思います。たとえば、原油や資源を産出する国は、「中国は、まだまだ成長する。中国の資源需要は、まだまだある」ということを前提に、設備投資などをガンガン行うなど、中国への「過剰な」期待を前提に、世界経済が動いていたということです。ですから、「あれ? 中国、大丈夫??」と思った瞬間に、世界経済の捉え方がガラリと変わってしまった。
今は、中国に対する、世界の「過剰な期待」を修正している段階なんでしょうね。
「株価の過剰さ(『高い』も『安い』も)は、いつか適正価格に修正される」。こんな言葉を、株式運用のプロから何度か聞いたことがある。今、中国株については、そんな段階なのだろうなと思った。
今回の取材で、「証券会社のアナリスト」