井ノ原快彦「いつもグループに助けられてきた」“夢”叶え続けた人生
――井ノ原さんのナレーションはとても癒やされる声だと評判です。自身の声をどう思っているのか教えてください。
声真似をされたこともないですし、これまで声の仕事もなかったので、特徴がない声だと思っていました。昔はグループでレコーディングしても、完成したものを聞いたときに「自分の声はどれだろう」と埋もれてしまう声がコンプレックスでした。V6は個性的な声のメンバーが多いから「ここはこの人が歌っているな」とすぐに分かることが羨ましくて、デビューしてから5年ほどはわざと個性的な声が出るように歌っていたこともありましたね。無理してもしょうがないなと思ってやめてしまったんですけど。
でもこの映画は、すみっコたちがいるだけでいい。世界観を邪魔せずにすみっコたちに寄り添えるくらいの声がいいと思うので、僕が個性的な声だったら合わなかったかもしれない。
だから、「癒やされる声」だと言っていただけるのはとてもうれしいです。
――今作は「夢」が大きなテーマとなっています。脚本を読んでどんな印象を持ちましたか。
自分と重ね合わせて考えさせられる脚本でした。「夢って何だろう」とか、「夢を持ってなきゃいけないのかな」