くらし情報『Microsoftが検討している「Windows 10 Mobile」を使った決済サービスとは』

2015年10月22日 12:06

Microsoftが検討している「Windows 10 Mobile」を使った決済サービスとは

という仕組みを、Microsoftが「Windows 10 Mobile端末」を持つユーザーに標準で提供していくことを目指していると思われる。

問題は、カード情報の保存方法と決済に使う際の通信技術だ。Windows Phone 8で採用されたOrangeのサービスは、Orangeが発行するSIMカードにカード情報を記録する方式を採用していた。現在欧州で広がっているモバイルウォレットサービスの方式はほとんどこれだ。米国ではSoftcard (旧ISIS)という携帯キャリア3社のジョイントベンチャーがこのSIM方式でのサービス展開を行っていたが、展開地域が少ないこともあり利用者が伸び悩み、現在ではGoogle傘下に入っている。AppleがiPhoneで提供している「Apple Pay」は、端末に内蔵された専用のセキュリティチップにカード情報を保存する方式を採用している。これと、iPhoneが持つ指紋認証のTouch IDを組み合わせ、バイオメトリクスによるNFC決済を行っている。この専用の内蔵チップを用意する方式は、日本のおサイフケータイで利用されているものと同じだ。


一方で、Android PayとSamsung Payは専用チップを本体に内蔵したり、SIMカードを使わず、ソフトウェア的にセキュアな領域をAndroid OSとは別に確保し、ここでトークンと呼ばれる一時的なカード情報を保管して決済を行っている。

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