2021年11月4日 11:00
田中みな実、局アナ時代に学んだ「自分基準で考えない」 初プロデュースにも生きる
あれこれ指示したり、意見するのは心身ともに疲弊します。売れなかったらどうしようという不安ともずっと戦っていましたし。気が小さいんです」と笑い、「完璧なものができたと思っても、それは自己満足の域を出ません。ユーザーの声を聞くまでは安心できないんです。作って終わりじゃないというのが商品プロデュースの難しいところだと思います」とも話した。
また、プロデュースに挑戦したことで、「自分基準で考えてはいけない」と強く実感。「私はサイズが小さいので、どうしてもS基準で考えてしまうのですが、Lサイズの人たちが着たときの違和感やストレスも考えないといけない。Sサイズの私も満足できて、Lサイズの人にも満足してもらうにはどう改良したらいいのか、摸索する日々でした」と明かす。
それは、局アナ時代に「自分の物差しで発言してはいけない」と教わった経験が生かされたという。
「お天気をお伝えするときに、『1週間、晴れが続くでしょう』とにこやかにお伝えするのは自分勝手な解釈だと指摘されたんです。晴れるのはいいことだと思い込んでいましたが、『晴れが続くことで農作物に影響するとか、雨を待ち望んでいる人たちにとっては由々しき事態なんだ』と言われて、なるほどと。