2021年11月4日 11:00
田中みな実、局アナ時代に学んだ「自分基準で考えない」 初プロデュースにも生きる
主演映画といっても、胸を張って主演ですと言えるものでもなく、いつか自信を持って『私の代表作です』と言えるようなものができれば」と語る。
女優業において、美の追求と相反するような役を与えられ、葛藤することも今後出てくるかもしれない。
『最愛』では、色気を封印してフリーの記者・橘しおり役を熱演中。「極力、田中みな実っぽさをそぎ落としてください」と監督から言われ、「色気を出さないように! 座るときは足を広げ、カメラの持ち方ひとつとっても荒々しく!」と普段の自分とは対極にあるような人物を演じている。
「ヘアメイクはほとんどしていません。自分で下地を作って、眉毛くらいは描きますけど、それ以外は何にも。髪ゴムを1本渡されて、自分で髪を結んで現場に入るんです。マニキュアも落とします。
フリーの記者ということで爪の手入れが行き届いていたらいけないと思い、撮影の前日にたくさんブドウの皮をむいてあえて黒くしたりして」と裏話を披露。
そして、「役作りで痩せるとか、必然性があればそういうことも今後あるかもしれませんが、そのときは、“美しくいたい”というマインドはそのままに、役に入るときは手放すという、それだけのことだと思っています」