2015年10月30日 12:00
黒ひげ役で来日のヒュー・ジャックマン、あふれる日本愛を語る「世界で一番ユニークな国」
礼儀正しい! オーストラリアの子なんですが、礼儀正しくて敬意があって、日本の子みたい(笑)。そして、カメラの前で全然緊張しないんです。遊び場にいる子供みたいなんです。また、監督が『ここで泣いたらいいかな』って言うと、パッと涙が出るんです。本番中なのに、思わず仲の良いカメラマンに「信じられるか?」って言ってしまったくらい。演技というのは、芝居してはいけないんです。自然にいるのが本当の演技なんです。でも、リハーサルをしても本番で簡単そうに見せるのは難しい。
カメラが前にあって、300人もの人に見られていたら、緊張するものなんです。それでも彼は全然平気なんです。ただ楽しんでいるという感じ。同じオーストラリア人であることにとても誇りに思っています。画面通りの少年ですよ。好きになるよね、あの少年は(笑)。
●あふれる日本愛と大切にしているモットー
――いつも日本のことを褒めてくださいますが、親日家になられたきっかけを教えてください。
最初に日本に来た時です。
18歳の時に10人の仲良しグループで、「40歳になったらみんなで日本に行こう」って誓いを立てて、本当に来たんです。7、8年前に。そして、息子を連れて富士山に登ったり、北海道から日本中を回りました。