2015年10月30日 12:00
黒ひげ役で来日のヒュー・ジャックマン、あふれる日本愛を語る「世界で一番ユニークな国」
一瞬いい人だと思うと怖くなったり、その予知できないところが子供にとっては不安なんです。そうやって怖さを出しました。
――原作では黒ひげの印象がないのですが、どのようにこのキャラクターを固めていったのでしょうか。
原作にひとこと文章があるんです。フックの第2ボス、船長の下に黒ひげがいると。そこから広げていきました。また、見た目のビジュアルについては、監督が写真を見せてくれたんです。僕の写真を加工して、ルイ14世の衣装を着せて、マリー・アントワネットのかつらをかぶったものを。
このビジュアルは、監督のアイデアなんです。
――鋭い目がとても印象的で恐怖を感じました。演じる上で、どのようなところにこだわって演じましたか?
目だけ考えているわけではないですけど、目は心の窓と言いますし、重要ですよね。そして、黒ひげは黒ひげであることを非常に楽しんでいる。けれども、その後ろには、自分が勢力を失うんじゃないかっていう恐怖もあるし、愛がないから悲しさもあり、そういうものも秘めているんです。そのあたりを思いながら演技をし、それが自然に表情となって出ているのだと思います。
――黒ひげとピーターの掛け合いも本作の見どころですが、ピーターを演じたリーヴァイ・ミラーとの共演はいかがでしたか?
すごいですね、あの子は。