大学デビューの落とし穴 (15) 11月:学祭での「プチ社会人」経験をどう活かすか?
まぁ宣伝になるからいいや、ぐらいのテンションで、やっつけ仕事をしている場合も少なくない。
相手が学生だろうとなんだろうと、ちゃんと仕事がしたいと思っている人ほど、「学生企画だからノーギャラで」という態度に疑問を持っています。このことについては、文筆家の岡田育さんが「どうして彼らは「お金」を払いたがらないのか」という大変すばらしい文章を書いてらっしゃいますので、各自チェックするように!
「少ないかも知れないけどギャラは払います!拙いかも知れないけど社会人と同じように動きます! よろしくおねがいしゃっす!」という気合いを見せてくれたら、多少のことは許せるし、なんなら応援だってしちゃうんですよ、大人は。「学生だから」と言うのは、学生側が言っていい言葉ではないのです。それは、大人たちがあなたたち学生を慰め、励ますために使う言葉なのです。
○「社会人気取り」として記憶に残らないために
しかし! プチ社会人ぶりを批判されたくないからといって、決して小さくまとまってはダメですよ! 学生のうちにちょっと背伸びしてプチ社会人的なことをするのは、決して悪いことではありません。野心的な学生は、掛け値ナシに、とてもいいものです。