2015年11月5日 17:16
25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (22) 日本郵政株の「IPOパーティ」が開宴 - 今からでも参加は遅くない?
で死守した。とはいえ、IPO幹事証券団は手数料として1億ドルほど得たと米メディアは報じた。個人投資家にとって「後味の悪い新規公開」となったのだ。それに比べると今回は、同じ「鯨」級の上場だが、オールジャパンの幹事証券団がスクラムを組み、国の後押しで、スムーズに事は運んだ。ただ、かんぽ生命株は初日ストップ高で終わるなど、フェイスブックとは対照的に高値圏からの展開が始まったことになる。「これまで投資とは無縁であった人たち」は、売るべきか、持ち続けるべきか、心の葛藤を経験していることだろう。
首尾よく高値圏が維持され、更に巡航速度で株価水準が切り上げってゆくシナリオが長期的に見ると理想的だ。その結果は、ひとえに、成長力の実現にかかっている。
初心者投資家も、企業の稼ぐ力を見抜く目を養わねばならない。
○初心者がいだく不安の正体
ラグビーに例えれば、ゲーム開始直後から幸いなことに「アドバンテージ」を得た。とはいえ、今後のゲーム展開は、ターンオーバーされることもあろう。ラグビーは集団競技だが、個人投資家は孤独の戦いを強いられる。幸運な初心者株主は、「アドバンテージ」を生かし、まずは、株式投資についてのお勉強に励むべきだろう。