2015年11月7日 09:13
大地震時の運航判断も……JALの運航統制責任者の苦労とは
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●"判断"のプロ、ミッション・ディレクターって?
日本航空では、「指令基地」と呼ばれるオペレーションコントロールセンター(以下、OCC)という部署がある。ここでは、定時発着のための運航・機材・乗員スケジュール管理から、イレギュラー時の初動対応まで行う。こうした業務の結論は、最高責任者であるミッション・ディレクターの判断に任されるのだとか。そこで、今回はミッション・ディレクター兼OCC部長の甲斐 莊一氏に、知られざるOCCの仕事やこれまで立ち向かってきた"判断"についてお話を伺った。
甲斐氏は、1982年4月に日本航空に入社し、社歴は33年。代理店営業、国内営業等を12年経験した後、上海空港の所長など空港関係の仕事に従事した後、2013年4月からOCCのミッション・ディレクターとして、運航統制責任者を務めている。統制措置に最終承認を与える機能・権限を持ち、日常運航における部署全体の統括などを担っているという。
○JALの"運航責任者"の仕事とは
――ミッション・ディレクターは何名いらっしゃるんですか?
メンバーは、合計8名です。
整備出身、人事出身の方からフライトプランを作成するディスパーチャー出身の方、現役パイロットまで幅広い人財が集まっています。