2015年11月9日 12:45
OneDriveの容量削減はオンラインストレージの死につながるか? - 阿久津良和のWindows Weekly Report
Microsoftが11月2日(米国時間)に発表したOneDriveの容量削減は、ユーザーに多くの混乱を招く結果となった。筆者も今回の方策には疑問が残り、ユーザーの一人として不安を覚えている。今回は改めてOneDriveの容量削減問題について整理したい。
ことの起こりはOneDrive Blogの記事からだ。OneDriveチームは突然、Office 365ユーザーに提供していた「OneDriveの容量無制限」を撤回し、無償使用可能な容量も15GBから5GBに縮小することを発表した。その詳細はYamashita氏の記事を参照していただきたいが、ユーザーにとっては寝耳に水の話である。エンドユーザーが参加するコミュニティーでは、「オンラインストレージを信用するのは間違いだ」など多くの意見や感想が並んでいた。
MicrosoftがOneDriveの容量無制限を発表したのは2014年10月。
個人向けのOffice 365購入者に対してOneDriveの容量を1TBから無制限に拡大した。そこから約1年で元の1TBに戻したのである。変更理由としてMicrosoftは「一部のユーザーが過大に容量を消費している」