2015年11月9日 12:45
OneDriveの容量削減はオンラインストレージの死につながるか? - 阿久津良和のWindows Weekly Report
穿った見方をすれば、一定のシェアを確保したMicrosoftは、OneDriveおよび周辺事業をマネタイズするため、容量無制限を取りやめると同時に15GBの無償使用可能容量も5GBに削減したとも考えられる。
営利企業である以上、収益を優先するのは致し方ないが、Microsoft CEOであるSatya Nadella氏の方針「empower every person and every organization on the planet to achieve more」と相反する施策と述べると言い過ぎだろうか。
開発コード名「SkyDrive」から始まり、「Windows Live Folders」「Windows Live SkyDrive」「Microsoft SkyDrive」と名前を変えつつ、Windowsのスタンダードオンラインストレージとして進化してきた経緯を振り返ると、今回の容量削減施策に場当たり的な印象は拭えない。また、Windows 8で実現したプレースホルダー機能を「ユーザーがわかりにくかった」との理由でWindows 10では撤回するなど、機能的な迷いも垣間見える。