2015年11月17日 09:00
機械の目が見たセカイ -コンピュータビジョンがつくるミライ (3) コンピュータビジョンの要素技術と応用範囲(後編)
4:工場の自動化(FA:Factory Automation)
食品の異物自動選別
細かい大量の食品をカメラで撮影し、色彩情報等により異物か否かを判定します。異物と判定された場合は、エアガンの風圧により自動で除去されます。
半導体の不良品検査
目に見えない程微細な半導体を、走査型電子顕微鏡(SEM)により撮影して、SEMの画像を処理することで不良品を自動で検出することができます。
5:医療
CTやMRIにより人体内部を可視化する技術や、撮影した画像から患部を見つける技術などが研究開発されています。さらに最近では、病気の診断だけでなく、薬剤の研究開発のために細胞の分裂過程を追跡する技術も研究されています。
6:人の生活支援(家電、Webサービス・スマートフォンアプリなど)
テレビ、レコーダー
最近のテレビやレコーダーには、低解像度の映像を、高精細な画像に変換し再生することができるものがあります。例えば、ハイビジョン画質の映像(横1080画素×縦720画素)を、フルハイビジョン画質の映像(横1920画素×縦1080画素)に変換して再生できます。
スキャナー
スキャナーには、印刷物を画像データとして保存するだけでなく、文字を読み取ってくれるものがあります。