くらし情報『機械の目が見たセカイ -コンピュータビジョンがつくるミライ (3) コンピュータビジョンの要素技術と応用範囲(後編)』

2015年11月17日 09:00

機械の目が見たセカイ -コンピュータビジョンがつくるミライ (3) コンピュータビジョンの要素技術と応用範囲(後編)

また、動く顔にプロジェクションマッピングを行う「OMOTE」という作品があります。顔をレーザーで3次元スキャンし、さらに顔の動きを追跡することで、メイクなどのパターンを動く顔に投影する技術です。レーザで3次元スキャンする変わりに、ToFカメラやステレオカメラを使っても同様のことが実現可能でしょう。

拡張現実感(AR:Augmented Reality)

ARは、カメラ映像をリアルタイムで表示しているディスプレイ上に、現実には存在しないものを、あたかもそこにあるかのように重畳表示する技術です。例えば、マーカーが印刷された平面をスマートフォンのカメラを通して見ることで、実際には存在しない恐竜を平面上に出現させることができます。技術的には、マーカーを用いて平面の3次元的な姿勢と、平面に対するカメラの位置を求め、その平面上に乗るように恐竜の位置と姿勢を計算します。

Xbox Kinect

Kinectは、Microsoftが開発した有名なセンサです。十字キー、ボタンといったコントローラを使わず、Kinectでプレーヤーの手足の動きを計測してゲームを楽しむことができます。
原理を簡単に説明すると、目に見えない波長帯の光を照射し、カメラで撮影して各画素の3Dデータを計測します。

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