2015年11月24日 12:00
2020年、現在の3倍となる売上30億円を目指す - @cosmeの新たな挑戦
そんな土壌を同社はすでに持っているのだ。
3点目はBeauty ID(以下、BID / 同社の造語)の導入だ。美容事業者(ブランド・サロン)や専門家、個人事業主向けのBID(BtoB事業)を導入し、美容のプロたちが積極的に情報発信できる環境を構築する。2015年11月時点でブランドとサロン向けに6000IDが発行され、2018年には6万IDを目標に掲げ、収益の柱を増やす。
新たな概念ゆえ、ピンとこない人のために少し噛み砕いて説明したい。これまで@cosmeでは一般ユーザーが一般ユーザーによる化粧品の口コミを見られるのみだったが、BID登場後はそれに加え、BID保有者の"プロ"たちが提供する美容商品・サービスに関する情報を見られるようになり、彼らとWeb上で交流できるようにもなる。
たとえば「美白」と検索すると同キーワードを軸に、その情報を必要とする一般ユーザー、提供するBID保有者がつながり合う仕組みだ。○@cosmeのノウハウを海外へ輸出したい
2つ目のトピックは「グローバル展開」である。
「ジェトロセンサー」(2014年2月号)によると、美容・パーソナルケア製品の市場規模は、世界市場で見ると10年で2倍以上に成長している。