くらし情報『佐藤寛太、俳優として企画書・取材原稿を自らチェック…熱い作品に「初めてのお願い」も』

2021年12月10日 11:30

佐藤寛太、俳優として企画書・取材原稿を自らチェック…熱い作品に「初めてのお願い」も

トンビが飛んでるんですけど、その対比がすごいんです。人がいた名残すら崩れ去っているような廃墟の上に、トンビが大きな羽を広げて旋回していて。映画本編にも使われていましたが、そのコントラストがすごくて。生をより感じたというか。

――人の営みの音がしていない場所というのも、今はほとんどないですよね。

そうなんです。島に近づいたときには「デケー!」ってテンションが上がるんですけど、上陸するとすごく静かなんです。波が押し寄せる音と、それこそトンビの旋回だけで。
みんな無言になっちゃって。その静寂にすごく感動しました。本当に神秘的で厳かな気持ちになりましたし、みなさんにも作品を通して味わってほしいです。

――母を亡くした少年・海星を演じました。ここはブレずに最後まで貫こうと思った点はどこですか?

海星には憧れを抱いたというか、かっこいいなと思いました。不器用だし、短絡的だし、けんかっ早い。でも朴訥としていてすごくまっすぐ。海星にしかない人間味を大事にしたいと思いました。
原作を読んですごく感動したんです。もともと柳内さんの『ギャングキング』とか『セブン☆スター』を読んでいて、男くさい物語が僕には響きましたし、この作品もそうでした。

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