2021年12月10日 11:30
佐藤寛太、俳優として企画書・取材原稿を自らチェック…熱い作品に「初めてのお願い」も
だからこそ、映画を観た人が実写化してもなお、僕が感じたような感動を覚えてくれるように、「実写化した意味があったね」と言ってもらえるようにしたかったんです。
――人が演じていることでさらに温度が伝わるように。
そうですね。人間が演じたから、より「映画として面白い作品になったよね」と言って欲しい気持ちがあります。とにかくこの原作を演じられることが、すごく嬉しかったので。
――原作ものだというプレッシャーではなく?
僕は割と原作ものに呼んでもらうことが多いんです。なかでもこうやって自分が惚れ込んだ、自分の芯を貫いてくれたような原作のお話が来たことはすごく嬉しかったし、気負いやプレッシャーはなかったです。原作も脚本もいいから。
別に自分が気負わなくても、ストーリーがいいから大丈夫だと思っていました。
○■クランクイン前に本読みがしたいと直談判
――撮影前後を通じて、一番努力したと自負していることはなんでしょう。
最初から最後まで集中を切らさないことです。パフォーマンスではないですけど、どのシーンでも、一緒に演じている共演者の方や、スタッフさんにも「あいつ、自分を削ってやってるな」と思ってもらいたいですし。