くらし情報『1990年代をピークに衰退してきた日本のスキー産業に再浮上はあるのか?』

2015年12月1日 12:00

1990年代をピークに衰退してきた日本のスキー産業に再浮上はあるのか?

1990年代をピークに衰退してきた日本のスキー産業に再浮上はあるのか?
●爆発的なブームがシュリンクしたワケ
1987年に映画「私をスキーに連れてって」が公開されて以降、爆発的なブームを迎えたスキー。関越自動車道、東北自動車道、中央自動車道沿いには毎年のようにスキー場がオープンし、既存のスキー場もトリプルリフト、クアッドリフト、ゴンドラを開通させるなど、輸送力を急激に強化していった。それでも人気コースにかかるリフトやゴンドラの乗り口にはスキー客があふれ、週末ともなれば1時間待ちということもザラだった。

ところがこのスキーブームは一気に衰退していく。

○最盛期は1,800万人もスキー人口は800万人以下に

国土交通省・観光庁が今年初頭に発表した資料によると、スキー人口は1993年に1,770万人とピークを迎えそれ以降は減少していく。1998年に普及したスノーボード客により、ウィンタースポーツ客全体としては1,800万人のピークとなるが、あとは減少の一途。2013年には770万人にまで落ち込んでしまった(レジャー白書の数値を観光庁が引用)。

これほどスキー人口が減少してしまった理由を老舗のスキー雑誌「月刊スキージャーナル」編集長、井上淳氏は「バブル崩壊による経済の衰退がすべての主因といえるでしょう」

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