2015年12月8日 12:08
オラクル、Oracle Database 12c Release 2について説明
と述べた。
さらにメンデルソン氏は、同製品の大きな特徴として「マルチテナント・アーキテクチャ」と「インメモリ技術」を挙げた。
マルチテナント構造により、ハードウェアにかかる費用と運用にかかる費用を半分に削減できるという。マルチテナントに関する新機能としては、「コンテナ当たりのプラガブル・データベース(PDB)が252から4096に増加」「PDBのホット・クローニング機能」「PDBのリフレッシュ機能」「PDBのダウンタイムなしでの再配置」「PDB間でのアプリケーションのオブジェクト共有」などがある。
一方、インメモリ技術については、「インメモリ型データベースと言えば、SAPのHANAが有名だが、Oracle Databaseがリアルタイム分析が得意であるのに対し、HANAはトランザクション処理が不得意。これは、SAPの検証結果としても公開されている」と、メンデルソン氏は説明した。
12.2では、インメモリのカラムストアがActive Data Guard上で稼働するようになる。これにより、本番系データベースに影響を及ぼすことなくリアルタイム分析が行えるという。
また、メンデルソン氏は、SPARC M7において、チップでSQLを処理する仕組みを実装しようとしていることを明かした。