くらし情報『結婚すると何か得なんですか? - ファイナンシャルプランナーに聞いてみた』

2015年12月14日 11:02

結婚すると何か得なんですか? - ファイナンシャルプランナーに聞いてみた

○「配偶者控除」で税金が安くなる場合も

結婚を機に仕事をセーブして家庭に入るという人もいます。この場合、配偶者の扶養に入ることになれば、「配偶者控除」などの所得控除が受けられて税金が安くなるというメリットがあります。配偶者控除とは、納税者本人と生計を一にする配偶者がいる場合に、38万円まで(70歳以上は48万円まで)控除が受けられるということ。

控除を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。まず収入。扶養に入る側の合計所得額が38万円以下でなければなりません。

「103万円の壁」という言葉を聞くことがよくありますが、合計所得が38万円ということは、例えばパートや派遣で働く人など、給与収入のみの人なら年間の収入が103万円以下なら扶養に入り、配偶者控除を受けることができるということです。というのも、給与所得者には「給与所得控除」という所得控除制度があり、控除額は65万円。
103万円から65万円を差し引くと38万円になり、配偶者控除を受けるための所得条件に適応します。給与所得以外に不動産所得や譲渡所得、一時所得などがある人でも、年間の所得金額が38万円以下ならOKです。

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