くらし情報『岩手発!休耕田からエタノール!ある企業が目指す地域循環型ビジネスと注目の女性起業家』

2015年12月14日 11:54

岩手発!休耕田からエタノール!ある企業が目指す地域循環型ビジネスと注目の女性起業家

しかし、トウモロコシの価格の高騰など大規模な市場原理の中でてこずってきたという経緯がある。ましてや、一企業が安定したビジネスとして展開を図るには、早すぎた。新たなるエタノールの活用についての調査が始まった。その結果、大きく三つの方針が固まった。

一つ目は、企業向けに高付加価値のあるエタノールを原料として販売すること。
二つ目は、企業、農業法人など向けに開発した小型の発酵・蒸留システムの販売を行う。
三つ目は、コンシューマー向けに製品を開発し販売すること。

最初に注力したのは、コンシューマー向け製品の開発、販売だった。
少ない売上でも初期から収入を上げていくプロセスを重視したのだという酒井さんたちは「米」から作るエタノールの特性を生かして、製品作りに取り組んだ。エタノールの販売は未知の分野。最初は戸惑いもあったというが、製造手法に手を加えながら、良質なエタノール作りを目指していった。その商品の一つ洗顔石けん「奥州サボンナチュラル」は、米ぬかと麹と酵母より作られた石けんで試作品として1000個を作成し配布、好評を博す。商品は現在、東京の大手デパートにも置いてもらえる商品になっている。もう一つの商品、消臭スプレー「コメッシュ」

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