不動産アドバイザーに聞く! コンビニが近い部屋は意外と危険?
また、一晩中ついている看板の明かりは街の治安に一役かっている反面、騒音同様の害(光害と言います)だととらえる人もいます。これらは、住人の方からよく苦情が寄せられることでもあります。
また、コンビニが閉鎖された場合、駐車場の跡地で深夜にたむろする、あるいは、界わいが急に真っ暗になって物騒などという問題も耳にします」などの事例を話します。
何やらイメージできる風景でもあります。最後に穂積さんは、こうアドバイスを加えます。
「防犯意識は、その部屋での暮らしが長くなるにつれてだんだんと薄れて行きます。コンビニを自分の冷蔵庫代わりに使う人も多いなか、『ふと気が緩んだときこそ危ない』ということを、友人同士などで言い合うようにしましょう」
人災は天災同様に、忘れたころにやって来る、ということでしょう。せっかく便利なスポットが近くにあるのですから、メリットを味わうためにも、これらのことを覚えておきたいものです。
監修:穂積啓子氏
「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)