2015年12月22日 12:34
実家の処分、どうすればいい!? 親と"本音で話す"コツを専門家に聞いてみた!
○「一人帰省」がオススメ
――相続の話になりやすいということですね。
親父が考えていることもあるだろうけど、俺も考えている。ざっくばらんに話す、というのがいいと思います。入口は、自分が悩んでいるので親に相談するというスタイルをとることですね。悩みにのってもらうんです。その悩みは多少作り話でもいいと思います。最もいい方法は、今回の本にも書きましたけど、家族がいても実家に一人で帰省することです。
――私もこの部分がすごく印象的でした。
実家に帰るときは子どもや妻を連れて帰るんですが、今回一人で帰ってみようかなとこの本を読んで思いました。
そうすると、さっきの話がしやすいと思います。つまり、自分と自分の子供の話を入口にして、親との相続の話につなげていくという。
――親子水入らずで話すきっかけをつくるということですね。この本を読んでいる人は、実家が遠いところにあることが前提ですものね。そういう時間を設けるということが大切ですね。親と自分の相続に関する話はポジティブな話題から始めることがおすすめということですが、親の今後のビジョンを聞けばいいんですか。
そうですね。
実は、3、4日前にこの本を読んでくださったお客さんの相談で小田原市に行ってきたんですが、そこではお母さんと娘さんと3人で話をして、お母さんはありがたいけど私はまだまだ元気だよとおっしゃっているんです。