くらし情報『為末大×木暮太一、才能がない人が生きていく方法とは -「頑張ってもムダ」は本当か!?(後編)』

2014年3月10日 11:46

為末大×木暮太一、才能がない人が生きていく方法とは -「頑張ってもムダ」は本当か!?(後編)

木暮「今、為末さんのおっしゃったことと同じことをマルクスが言ってるんですよ。マルクスは、世の中で商品になるものには2つの要素が必要だと言っています。1つは『積み上げ』。そのものを誰もが手に入れられるなら商品にはならなくて、何かが手を加えたり経験を積んだりするから商品になるんです。もう1つは『他の人にとって価値がある』こと。引退したスポーツ選手は、今までの積み上げはあるのですが、それだけでは商品にはなり得ない。他の人から見てどうなのかが必要になるのでしょう。経済学的にすごく正しいですね」

為末「みんなあまりにも意志の力を信じすぎている気がしていて。
ビジョンや意志が世の中を動かすと言う人が多すぎる。そんなものなくても、生き残っていく可能性を探っていくのが大切だと思いますね」

○やる気は有限、使うとなくなる!

また最後には「勝つことが難しいところでどうやってモチベーションを保つべきか」という質問が。
為末「ずっと自分を引き上げてる状況って人間疲れますよね。人は揺らぐってことを覚えておいてほしいんです。晴れの日も雨の日もあるけど、それなりにやっていこうと。技術も揺らぐんですよね。昨日はうまく走れたけど今日はできなかった。

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