25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (34) 子持ちの私が『産まなくていいですか?』に涙した理由(後編)
と決心していること。夫婦で話して合意しています。彼女と職場のワーキングマザーのやり取りはごく自然な感じです。お互い、相手の選択を認めている様子には、ほっとします。
「産まない選択」をした横山さんは言います。「同性として母親が安心して子育てできる世の中にするのが私の役割かなと思った」と。続くセリフもご紹介したいところですが、泣けてくるのでやめておきます。みなさん、ぜひ、読んでみてください。
○あなたの周りにも「横山さん」が?
振り返ってみると、私が妊娠出産し、子育てしながら仕事を続ける中で、たくさんの「横山さん」に助けてもらいました。電車の中で席を譲ってくれた知らない人たち、つわりで体調が悪い時、私がやるべき仕事を代わってくれた人たち、子どもが熱を出して会議の日程を変えてほしいと言ったとき、嫌な顔ひとつせず「大丈夫ですか?」と言ってくれた人たち。
私にとっての「横山さん」は男性、女性、両方いました。職場の人が足りない中で、大変だったと思いますが「休んでいる間、みんなで頑張って、待ってるから」と言ってくれた上司や「今は身体を大事にしてください」と言ってくれた後輩たちのことを思い出し、本当にありがとう、という気持ちになります。