くらし情報『加速するFintech、ベンダーに求められることとは?』

加速するFintech、ベンダーに求められることとは?

を設立。同組織には、金融機関やFintechスタートアップ企業、SIerが100社以上参加している状況だ。日本IBMは、2015年10月から「IBM Fintechプログラム」を開始している。

市村氏は「しかし、現時点では検討・実証段階の金融機関が大半。また、システム面ではAPI連携にとどまっているケースが多いことから、IT支出全体への影響度は現状は小さい」と話した。具体的な支出金額については、現在調査中だという。

しかし、Fintechスタートアップ企業との連携の本格化によって、今後さらに活発化していくと予測している。そして、この「連携の本格化」には、多くの課題があるという。


「課題は大きく3つある。1つめは、法制度の制約。現在、持株会社の規制緩和やオープンAPIの検討などが始まっているが、ビットコイン関連の規制や、業務委託時の高い契約基準をFintechスタートアップ企業がクリアできるのかといった課題がある。2つめは、金融機関とスタートアップ企業のセキュリティの考え方やスピード感の違いがあること。どこで稼いでいこうといったビジネスモデルも異なっている。3つめは、金融機関においてFintech活用の展望が不明確なこと。

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