2016年1月13日 12:13
Facebookで差をつけろ! 成功例に学ぶマーケティングの極意 (7) ふらっと立ち寄ったSNSで潜在ニーズを呼び起こす、Oisixの場合
そのときはやはり通販に親和性の高い人が多かったのか、比較的良い結果が得られました」(井上氏)。
狙った層にターゲティングできるのはFacebook広告の強味だが、「ターゲットを絞り込みすぎるのは危険」と白石氏はいう。たとえば「既婚」で絞り込んだ場合、結婚しているがステイタスをまだ変更していない人が、ターゲットから外れてしまうことがあるからだ。
「『豊かな食生活を、できるだけ多くの人に』という企業理念を実現するという意味でも、あまり対象を絞り込みすぎず、今Oisixに興味を持っていない人にもアプローチしていかなければならない。顕在的なニーズだけでなく、潜在的なニーズも呼び起こす必要があります」(白石氏)
白石氏はそのための場としても、FacebookをはじめとするSNSに期待しているようだ。
○日々ユーザーが抱える悩みに答える広告でニーズを喚起
では、具体的に「SNSで潜在的なニーズを掘り起こす」とはどういうことか。
白石氏は店舗でのキャンペーンを例をあげて、こう説明する。
「たとえばお店の入り口で会員獲得のためのキャンペーンを展開しても、お客様は買い物がしたくてお店に来ているので素通りされてしまう。