2016年1月18日 14:13
翌朝起きたらハードウェア企業からソフトウェア企業になっているかも? - 日本GEの田中専務が語ったインダストリアル・インターネット戦略
15.6兆円の総売上の内、機器販売26%、サ―ビス74%という比率となっている。2015年第3四半期時点で受注残高は19.9兆円にも達している。これは15年先までの長期メンテナンスサービス契約の未実施分ということだ」と田中氏は述べて、すでにサービスの売り上げが機器販売の売り上げの3倍にも達していることを明らかにした。
○インダストリアル・インターネットで価値創造
田中氏は、製造業をサービス業化するインダストリアルインターネットの成立要件として
ブリリアントな(=卓越した)産業機器
産業機器からのビッグデータ
ソフトウェア+アナリティクス(=分析)
さらなるインテリジェントな機器の設計、操作、保守を可能にする業務に携わる人々
が必須であると述べた。
そして図2に示すように、クラウドベースの安全なネットワーク上で、産業機器から多数のデータを収集し、そこからビッグデータの分析を行い、可視化し、適切な人や機器と分析結果を共有し、機器へ情報還流をするというループを回す。
これにより、
効率向上およびコスト削減(産業機器やプロセスを最適化して効率をあげることにより無駄を省ける)
リスク回避(産業機器の稼働状況に対する視認性が高まる結果、環境、健康、安全性に十分配慮できるようになる)