2016年1月20日 11:30
若き起業家たちの夢とその戦略 (15) リモートワークで世界の人材不足をなくす - キャスター中川代表
いいプレイヤーはいないか」ときかれた知人が、「それなら中川という人間がいますよ」と仲介してくれました。結果、株主側から「自分たちはこの業界(クラウドソーシング)にチャンスがあると思っている」と寄ってきてくれて、創業者に近い感覚で僕たちに理解を示し、資金を提供してくれたという経緯があります。
起業時にどの業界に目をつけるかは、その業界が大きくても小さくても、どちらでもいいと思います。僕の場合、本当に偶然ですが、クラウドソーシングという当時生まれたての業界を選択しました。とくに2014~2015年にかけて、業界大手のクラウドワークスが上場するなど市場が盛り上がった絶好のタイミングでもありました。起業があと1年遅ければ、サービスリリース前に資金調達できていただろうか……とは思います。なので、起業したい分野の「波」は正確に把握しておきたいですね。○チーム・キャスターは全員が"リモートワーク"
―― キャスタービズは「オンライン秘書サービス」と呼ばれることもあります。
秘書に目をつけた理由は?
とくに秘書にフォーカスするつもりはありませんでした。ただ、近しいサービスを探すと在宅秘書や秘書代行会社など、いくつか「秘書」