2016年1月20日 11:30
若き起業家たちの夢とその戦略 (15) リモートワークで世界の人材不足をなくす - キャスター中川代表
そうなると、従来よりも多様な働き方を取り入れていく必要が出てくるので、リモートワークに切り替えるのは必然の流れなのではないでしょうか。僕たちはリモートワークという働き方が当たり前の選択肢になる世の中にしたいと本気で思っています」(中川氏)
2013年ころ、前職のイー・ガーディアンにてBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)業務をアウトソースしたいクライアントとそれを請け負うクラウドワーカーの間に立って、クラウドワーカーのマネジメントとオペレーション業務を担当していた中川氏。当時の経験が起業の大きなきっかけになったと振り返る。
○時給は100円程度……優秀な人材に適切な仕事が供給されていない現実
中川氏 : クラウドソーシングサービス提供社にBPO案件を依頼したいクライアントとクラウドワーカーの間に立って、そのBPO業務のディレクションを担当していました。信じられない話ですが、実作業を請け負う方の時給はその当時100円程度でした。極端に低賃金な案件しかない状況が普通だったんです。
今、東京エリア・時給1000円で求人をかけても、人材がなかなか集まりません。そうなると地方に目を向けるしかありませんが、場所を設けるためのコストがかかります。