2016年1月20日 11:30
若き起業家たちの夢とその戦略 (15) リモートワークで世界の人材不足をなくす - キャスター中川代表
とはいえ、巨額の初期投資ができるのは上場企業くらいで、中小企業だと地方でも人材を集められない。この問題は大きいなと感じていました。
一方で、クラウドソーシング業界には直近3~5年で数十万人と、かなりの規模感で人材が集まっています。ほかと比較すると異常な集まり方だなと思いますが、裏返せば、業界全体が期待されているということです。
当然、その中には優秀な方が多くいらっしゃいます。でも、並んでいる案件が時給100円程度のものばかりだと、そこに集まる人たちにとって救いがないですし、大きな歪でしかないと思ったんです。
そんな問題意識を抱えながら解決策を考えていたとき、現在の株主と出会う機会がありました。その際にキャスタービズの構想を話したところ、「ビジネスチャンスがある」とのっかってくださったんです。
そこで2014年9月に会社を設立し、同12月にサービスをリリースしました。
―― 資金が最初からあったのはすごいことですね
資金調達を狙って売り込みにいったわけではなかったので、とても幸運でした。ただ、特定の領域で名前を売っておくこと、知られておくことは大事だと感じましたね。
僕の場合は、株主から「(クラウドソーシングの領域で)