くらし情報『「Pepper」が新たに入り込むビジネスシーンはどこか』

2016年1月29日 12:24

「Pepper」が新たに入り込むビジネスシーンはどこか

もしそれが可能ならば、接客・応対がロボットでこなせる証左となり、小売分野におけるインパクトは大きなものになるだろう。

さらに同社は、応対・接客の一歩先の未来も描く。Pepper内蔵のカメラやセンサーを介して、接客・応対相手の年齢や男性女性などといった性別を判別して、クラウドに蓄積、マーケティング分野に生かしていくというものだ。

企業における受付・応対では、Pepperが受付として来客の顔認識を行ない、来客がどこの会社の誰か、自社の誰に会いに来たのかを瞬時に判別する。また、家電量販店では、顧客が過去に何を購入したのかを認識、それに応じて会話をする。個人情報の取扱いをどうするか、という問題もあるが、いかにも実現しそうなシーンである。

○Pepperは飛躍できるか

Pepper World 2016で示された様々な想定利用シーン。一連の取り組みに共通するのは、身振り、手振り、間の取り方が人間臭くありながら、完全な人間ではないというPepperの特徴を生かしたところだ。
人の形に近いヒューマノイドは、人の関心を高め、人に親しみを湧かせる。その特性にマッチするビジネスシーンに、Pepperは馴染み、入り込んで行きそうに思われる。

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