くらし情報『外国人に聞いた! "日本の私立学校"が高額なことについてどう思う?』

2016年1月31日 10:00

外国人に聞いた! "日本の私立学校"が高額なことについてどう思う?

○総評

地方から東京に出てきて進学・就職し家庭を持った筆者が一番驚いたことの一つは、首都圏で子供に中学受験をさせる家庭の多さ。それも、特に富裕層でなくても、比較的普通の年収の家庭でも、中学受験をさせることだった。

ただ、塾代を含めて、学費を見るとかなりの資金が必要になる。今回のアンケートで、多くの外国人の方々も、日本の私立学校の学費は高いと感じていることが分かった。特に、フランスの方は「格差社会の源」、ギリシャの方も「日本の学生は、革命するべき」と回答するなど、教育の機会均等の重要性を強調している。また、ロシアの方の「教育は商品ではなくて、人の権利と社会の責任だと思います」という回答には、深く共感した。

一方、「私立学校だからしょうがない」との考えをする外国人もいて、国によって教育政策や教育に対する考え方が大きく異なっていることも判明した。

社会主義と資本主義の争いは資本主義が勝ったといわれている。
要するに、産業は民間が担うべきという考えが勝ったということだ。だが、学校教育は産業だろうか。フランスの方の回答にあった、「教育がビジネスになっている」という日本の現状には憂うべき点があることは確かだ。

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