2016年2月12日 10:00
ご近所の「生活のサポーター」へ、街の変化に向けたローソンの挑戦
また、地域の御用聞き的なサービスを展開して店舗の商品とともに、佐川急便の荷物もお届けするSGローソンも好評です。こうしたラスト1マイルへの取り組みも強化しています」と杉原氏は語った。
生活の支援者としてさまざまなニーズへの対応が求められ、ローソンはそれに対して迅速に対応しているように見える。しかし、サービス業全体で長く課題とされている人手不足という課題はローソンも同じだ。
「確かに人手不足は大きな課題ですが、コンビニエンスストア業界はIT化が進んでいると思います。ITやIoT、AIをどう活用するかなどが今後のカギとなります。たとえば発注の半自動化など店舗での作業効率を見直して、店舗従業員は接客に専念できるようにするなど、人が少ない中でもきめ細やかなサービスをご提供できるようにするシステムの構築も今後は重要になります」(杉原氏)
すでにローソンでは、2015年からセミオート発注システムを導入。これはPontaカードの購買情報を活用して、お店の発注を半自動化するもの。
店舗ごとの購買実績をもとに推奨発注数を提示し、店舗側の発注作業負担を軽減する。
「すでにPonta会員は7,300万人に達しています。