血糖値はある一定以下に下がらないように調整されています。血糖値が下がると「グルカゴン」という血糖値を上げるホルモンが分泌されます。
グルカゴンが分泌されると胃酸の分泌が抑制されるため、消化不良を起こす可能性があります。消化不良を起こすと腸内細菌が乱れ、便秘や腹部膨満感、さらには身体にとって必要なミネラルやビタミンといった栄養素を吸収できないなど、さまざまな問題を引き起こします。
理由3. 副腎の疲れが招く不眠や無気力感
ほかにも、血糖値を保つために副腎(腎臓の近くにあり、多くのホルモンを分泌する内分泌臓器)から「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。コルチゾールの分泌が絶えず繰り返されると副腎が疲れ、ほかの副腎皮質ホルモン「アルドステロン」の分泌にも不調和をきたします。
その状態を副腎疲労症候群といい、不眠や無気力感など、うつ病と同じような症状が特徴です。コルチゾールはストレスホルモンともいわれ、ストレス過多の現代人は副腎が疲弊しているケースが多いため、極端な糖質制限は危険が伴います。
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