くらし情報『筑波は第二のシリコンバレーになり得るか? - 大学発ベンチャー活性化へ向けた挑戦』

2016年2月22日 10:24

筑波は第二のシリコンバレーになり得るか? - 大学発ベンチャー活性化へ向けた挑戦

”筑波色が強い”プラットフォームだが、他大学の学生のチャレンジも可能だ。

さらに今後は、バージョン4.0をリリースし、同エコシステムの構築を進めていくとしている。「アメリカでは、シリコンバレーを中心に素晴らしい企業が出てきている。彼らの力強い原動力を見習う必要がある」という佐々木氏によると、シリコンバレーと筑波の交流を図るべく、ベンチャーキャピタルと協力してファンドを立ち上げる予定。またこのエコシステムを他大学、研究所、地方へ横展開していくことも視野に入れているという。

○第一弾は低価格な小型人工衛星用モジュールの開発

エコシステムバージョン3.0の第一弾として、筑波大学の亀田敏弘研究室に対して、技術支援および大企業とのコラボレーションをアレンジし、低価格な人工衛星開発・販売事業の立ち上げを行っていくことが決定している。現在では、国際宇宙ステーション「きぼう」の実現や相乗り小型衛星の機会の提供により、宇宙における材料試験などの各種実験を計画することが可能となっているが、研究用の装置を宇宙用デバイスのみで構成することはコスト・開発期間の観点から不利な場合がある。亀田研究室では、これに替わるものとして、現在、民生用電子部品を利用した超小型人工衛星クラスの通信システムの開発と検証を行っている。

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