2016年2月26日 12:23
「ゆとりある暮らし」のために必要な所得額はいくら?
夏休みや冬休みなど、1年に2~3回旅行にいくことを考えると、国内旅行だとしても30万~45万円は旅行費に充てたいところです。
子どもの習い事に関する調査では、1カ月にかかる習い事の費用は1万3,661円が相場という結果に。しかし、実際には月謝以外にもキャンプやホームパーティなどにお金がかかるという声も多く、それらの金額を鑑みて、年間20万円程度あれば不自由なく習い事に通わせることができそうです。
実は、これらを考慮しても、「児童がいる世帯」の平均所得である696万3,000円の家庭では十分にゆとりある暮らしができるはずなのです。東京都の統計(平成27年10月調査)を参考にすると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯あたり31万6,285円。年間消費として計算すると約380万円。教育費は公立私立で差がありますが、公立の場合、幼稚園3年間で約66万、小学校6年間で約180万円、中学校3年間で138万円となります。幼稚園の子どもが1人いる世帯と仮定した場合、生活費と教育費を合わせ、1年間で約402万円が消費支出となります。
平均的な「児童がいる世帯」の所得金額より、それらを差し引くと年間約295万円の金額はゆとりがあるという計算になります。