2016年3月3日 12:00
修羅場サバイバル ~健康で文化的なクリエイターになるために~ (10) 肩こりは不治の病?なぜあなたの肩はつねにカタいのか
もう一つの問題は、誤った姿勢で座り続けること。そもそも人間は同じ姿勢を撮り続けるようにはできていないのですが、それでも人の体の構造にしたがって立ち居振る舞いをすることで、体の滞りを減らすことは可能です。細かい方法は拙著の『痛くない体のつくり方』に譲りますが、大雑把に言うのであれば、体をいつでも揺らぐような状態にしておくことが肩こりや腰痛から逃れる唯一の手段である……ということなのです。
○鍼灸師は自分の肩こりにお灸をするか
ところで、私はこの間、こんな椅子を購入しました。
座面がバランスボールになっているという椅子です。このところ、臨床以外に物書き仕事が増えてきたため、どうも体にコリが発生する……と感じ、思い切って購入しました。以前はバランスボールそのものを椅子にしていたのですが、座っていない時に転がっていってしまって困ったことと、子供が乗って転げ落ちると危険なためにバランスボールチェアにしたのです。特に問題がないならバランスボールそのものだけで構いません。
鍼灸師が体にコリを感じたから、椅子を買う。「どうしてはりやお灸をしないの?」と、不思議に思われる方が大多数かと思います。