2016年3月4日 16:14
KDDI&Z会がソフトバンク&ベネッセに挑む、文教ソリューションの"キモ"
を「意識していないわけではない」と対抗意識を口にする。
ClassiもStudyLinkZも学習支援サービスを謳っており、教科書コンテンツを用意しつつ、定期テスト管理などの校務支援、コミュニケーションプラットフォームとの併用を含め、ポジションは似通っている。おまけにKDDIとソフトバンクという通信大手、ベネッセとZ会という通信教育大手の競合性も同様で、拡販体制も共同歩調を取っていくなど、真正面からぶつかる下地が整いつつある。
Classiは昨年よりサービスの正式展開を開始しており、2015年7月にはアダプティブラーニングシステムを世界中で展開している米Knewtonの日本展開におけるパートナーシップに合意。ICT化は個別学習が進み、目的、習熟度に応じた個々の学習状況に合わせた環境の提供が可能となるため、ソリューション提供で先行するClassiに追いつくには一定の労力を要するだろう。ただ、StudyLinkZもKnewtonとパートナーシップを結んでいるほか、KDDI研究所の理解度推定技術を活用した、純国産のアダプティブラーニングにおける新たな機能開発も行っており、国産、グローバルスタンダードの両輪で対抗していく。