2016年3月5日 13:00
山口健太のモバイルデバイスNEXT (6) 京セラ「ソーラー充電」がスマホの未来を"ちょこっと"変える?
と説明する。ケーブル接続による通常の充電に加えて、ソーラー充電を追加した「ハイブリッド充電」を、という使い方が現実的な方向性だという。
製品化の目処については「できるだけ早く出したいが、2017年くらいをめどに発売できるよう開発を進めている」と能原氏は語る。
○「ママ向けスマホ」など他製品への応用にも期待
ソーラー充電が実際の製品に搭載されるのはまだ先のことだが、今後の展開には大きく期待できる技術だ。プロトタイプは、京セラが海外で"Rugged"と銘打って展開するタフネスモデルのようなイメージだが、「技術的には一般的なスマホに搭載することも可能」と能原氏は説明する。
京セラは「TORQUE」のようなタフネスモデルを、法人向けには業務用スマホとして、個人向けにはアウトドアなどスポーツ用スマホとして、国内外で展開している。だが、こうした「見るからにタフネスモデル」ではない京セラ製スマートフォンにも、防水防塵や耐衝撃性といった技術は応用されている。
その代表例が、KDDIが「ママ向けスマホ」として売り出した「DIGNO rafre」のような製品だ。
ハンドソープで洗えるという、一見するとソフトなイメージのある製品だが、そこには京セラがタフネス端末で培った技術的な裏付けがあるというわけだ。