2016年3月12日 18:00
山口健太のモバイルデバイスNEXT (7) タフなのに薄型軽量、Win 10/Androidで登場する新TOUGHPAD
パナソニックはあくまで法人向けの業務用端末と位置付けていたものの、日本でしばらく発売が途絶えていたWindows Phone端末としても面白いデバイスだった。
厳密にいえば、前モデルFZ-E1のOSはWindows Phone 8.1ではなく組み込み向けの「Windows Embedded 8.1 Handheld」だが、ベースは同じものだ。これは新モデルのFZ-F1が採用する「Windows 10 IoT Mobile Enterprise」も同様で、実際にはWindows 10 MobileベースのOSだ。日本マイクロソフトも、FZ-F1をWindows 10 Mobileデバイス群の一部に位置付けている。
大きな変更点としては、本体サイズが薄型軽量化した点が挙げられる。前モデルは耐久性が非常に高い一方、本体があまりにも分厚く、片手で持ち続けるのが難しいという問題があった。特に平均的な日本人の手に余るサイズだったこともあり、小型化を求めるフィードバックが寄せられたという。
新モデルのFZ-N1/F1では画面サイズがやや小型化し、横幅や厚さがコンパクトになっている。
特に本体背面の形状が大きく変わり、バーコードリーダーのみが盛り上がった形状になり、それ以外の部分は大幅に薄くなっている。