鼻水が止まらない原因は「副鼻腔炎」かも ‐ 花粉症とのダブルパンチに注意
副鼻腔炎チェックリスト
■鼻水が止まらず、頻回にのどにも流れ落ちる(後鼻漏)
■特に夜になると咳き込んで眠れず、朝になるとのどに痰がたまっている
■鼻がつまっていて息苦しい
■黄色で粘性のある鼻水が出る
■鼻水の症状に頭痛が伴う
■いびきがひどい
■嗅覚が低下している
■頭痛や頭重感が続いている
○花粉症は「増悪因子」に
副鼻腔炎には、風邪をこじらせたときなどに起こりやすい「急性副鼻腔炎」と、もともと長期に鼻の悪い人に多く見られる「慢性副鼻腔炎」があります。ただし、急性副鼻腔炎をきちんと治療しないと、症状がぶり返したり(反復化)、長引いたり(遷延化)し、慢性副鼻腔炎に進行する場合があります。
急性副鼻腔炎の原因はウイルスや細菌の感染ですので、風邪やインフルエンザが悪化して起こることがあります。また、花粉は直接的な原因にはならないものの、「増悪因子」にはなりえます。つまり、副鼻腔炎の人が花粉症になると、症状がさらに悪化してつらい思いをする可能性があるということです。病院では、まず原因を究明し、抗生物質による薬物治療、鼻洗浄・鼻吸引、内視鏡手術(外来手術、入院手術)などを行います。