「2016年春ドラマ」21作を視聴&ガチ採点! - 視聴率や俳優の人気は無視、本当に面白い作品はコレだ
「キャリアの87%が刑事役」の内藤ほど、一課長が似合う俳優はいない。脇を固める斉藤と金田も含め、人情を通じた信頼関係を描く布陣は万全。初回は熊本地震当日で「途中打ち切り」の不運もあったが、実績があるだけにブレはなし。
採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆】
○『グッドパートナー 無敵の弁護士』木曜21時~テレビ朝日系
出演者:竹野内豊、松雪泰子、杉本哲太ほか
寸評:弁護士ドラマかぶりも何のその、『HERO』を手がけた職人・福田靖の脚本だけに力負けの不安はゼロ。裁判の勝ち方も、元夫婦のやり取りも狙いすぎず、ほどよい塩梅に留まり、見る人を選ばない秀作に。弁護士やパラリーガルたちも多彩で、随所に小技が冴えている。
採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】
○『早子先生、結婚するって本当ですか?』木曜22時~フジテレビ系
出演者:松下奈緒、貫地谷しほり、佐藤仁美ほか
寸評:松下はショートヘアだけでなく、変顔を連発するなど「新境地を開こう」という意欲十分。中江功監督らしい静かなトーンの世界観とのギャップを生み出しているが、視聴者に届いていない感も……。
ベタな設定だけに、婚活よりも女性の人生にどうクローズアップするか。