「2016年春ドラマ」21作を視聴&ガチ採点! - 視聴率や俳優の人気は無視、本当に面白い作品はコレだ
ユースケの見せる確信的な不気味さと、ただ翻弄される家族の描写は、他の枠にはないストレス過多な展開。我慢や理不尽を強いられるヒロイン像は、往年の連ドラを彷彿とさせる。
採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】
○『99.9-刑事専門弁護士-』日曜21時~TBS系
出演者:松本潤、榮倉奈々、香川照之ほか
寸評:弁護士ドラマのムードは薄めで、実質的には刑事ドラマ。法廷シーンや法律を駆使するシーンは少なく、事件の解明にクローズアップした潔さで高視聴率につなげた。松本と香川のコンビはいいコントラストで、片桐仁ら助演も効いているが、目新しさは感じられない。
採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】
○『OUR HOUSE』日曜21時~フジテレビ系
出演者:芦田愛菜、シャーロット・ケイト・フォックスほか
寸評:愛菜とシャーロットのW主演、野島伸司の脚本、山本耕史が現実と同じ「交際0日婚」の設定、オフコースの主題歌など、仕掛けがてんこ盛り。裏の『日曜劇場』が強大なだけに、新枠の立場からフルパワーの勝負に挑んだが、噛み合わず。子役たちが救いとなっている。
採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆期待度☆】
○『ゆとりですがなにか』日曜22時30分~日本テレビ系
出演者:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥ほか
寸評:脚本・宮藤官九郎×演出・水田伸生だけにオリジナリティは極めて高い。