2016年5月17日 12:30
武田梨奈とひたすら『ワカコ酒』について語り合う - 緊張の撮影秘話とイメージの"上書き"、スタッフ・シーズン3への思い
一発OKになるように、リハーサルテストは入念にやっています。
――シーズン2の第1話「外飲みの王道、アジフライ」のイカゲソを食べるシーンで、噛み切れず「全部いっちゃえ~!」と頭の中で言いながら一口で食べてしまいます。こんなシーンもあらかじめ決めているんですか?
あれは一応、セリフにありました!
――信じられない……偶然撮れたシーンだと思っていました。
実際、噛み切れなかったんです(笑)。
――リアルなはずです(笑)。綿密な計算のもと、映像が成立しているんですね。
そうですね。ただ、リハーサルテストで決めたことが、本番では思っていた感じと違うこともあって。
例えば、「ちょっと噛みごたえが想像と違う」となった場合、そのまま本番を続けてモノローグを後で変更します。飲んでるお酒も本物なんですが、台本に「すっきりで飲みやすい」というセリフがあって実際に味の印象が違うと感じた時は、監督に素直な感想を伝えています。リアリティを重視している現場です。
――撮影に集中しながら、食材やお酒のリアルな感想も求められる。想像するだけで大変そうです。
そうですね。食レポに近いかもしれません。
●声を掛けられて渡された一升瓶
――なるほど。